【スタッフ紹介その8】人形:納富俊郎

2014.12.07

スタッフ紹介その8は、人形劇団を主宰しておられる納富俊郎さんです。

テトラクロマットとして、前回に引き続き、人形を使ったパフォーミングを致します。
今回は、その道では有名な納富さんを紹介いただき、お願い致しました。
やはり、自ら人形劇団を主宰していらっしゃるだけあって、
とにかく使いやすい、動かしやすいのです。
この人形に、魂が宿るように稽古中。
ただし、それは心を持たない木偶...の役ですが。

                        (演出:福島敏朗)


【納富俊郎(のうどみとしろう)】


長崎県諫早市に生まれ。
1972年人形劇団プーク(東京)入団。
劇団では主に舞台で活動し、70以上の作品に出演。多くは舞台監督も兼ねる。
在籍中は、花王名人劇場などのテレビ出演や、海外公演多数。
1991年退団後、人形劇団ポポロ、人形劇団ひとみ座、エツコ・ワールドで、
人形劇の出演の他、テレビ、イベントに出演。
侯孝賢監督の映画「戯夢人生」(台湾)に、俳優として出演したり
NHKハイビジョン放送「人形千夜一夜物語」に、
相原勇とともに孫悟空の人形で司会をつとめるなど精力的に活動。
1998年2月、妻の実家である北九州市に引っ越して、
夫婦二人の人形劇団ののはなをつくり、活動を始める。
作・演出「あかずきんちゃん」「いいものみ~つけた」が、
厚生省中央児童審議会推薦――平成10年度推薦文化財]の指定を受ける。
作・演出「あかずきんちゃん」「いいものみ~つけた」の演技により、
平成10年東京都優秀児童演劇選定賞日本児童演劇協会個人賞を受賞。

現在、全国の子ども劇場・おやこ劇場を中心に、
人形劇の公演活動を、年間200ステージほど行っている。
また、人形劇のワークショップや指導なども積極的に行っている。


【納富俊郎からのメッセージ】


人形が人間とお芝居をする。楽しいですね。

生の体と、作りだされた人形とが仲良くできるのか敵対するのか、
どちらも、面白そうですね。

人形は、人間と一緒にいると、不思議な空間が生まれます。
それが新しい感動を演出するのです。
見たことがない新しい世界が生まれるようにと願います。

役者の方は戸惑いもあるでしょうが、
人形の不思議な魅力を楽しんでいただければ嬉しいです。

ほんのちょっとだけのかかわりですが、私にも新しい世界でした。
そんなお芝居にかかわることができ、感謝します。

見に来ていただくお客さんと共に。楽しみにしています。


                     人形劇団ののはな 納富俊郎